武豊騎手も「伝説の馬場でした」と語っております。
キセキが勝った菊花賞そしてキタサンブラックが勝った天皇賞秋
ともに強い馬が強い競馬をして一流騎手の競り合いが見れたことが
面白いレースを見れた要因かと思いますが
見応えのあるレースを演出したもうひとつの要因に
「不良馬場」があったのではないでしょうか。
ネット上でも
「着差がめちゃくちゃつくし時計めっちゃ遅くて面白い
パワーがない馬は全く来れない天皇賞も菊花賞も面白かった」
「直線でバラけるのがいいね 」
「底力の無い馬、精神力のない馬が脱落していくから差がつきやすいのが良いね」
「まあ確かにここ2週の競馬は面白かった
速さだけを追い求めるのではなく総合力が求められる感じがして」
と言った声を目にする事ができました。
もちろん良馬場での競馬も楽しいと思いますが
高速馬場でスローペースからの瞬発力勝負のような
レースばかりを見ているとつまらなく感じることも
あるのは確かかと思います。
一方で
「現地観戦派としては参戦しづらくなるのがネック」
「確かに嫌いじゃないが、競馬場に行けないのはつまらんかなぁ」
「でも馬に掛かる負担が大きいし悪天候は売上に響くからなあ」
といった意見も
菊花賞の売り上げは153億6185万3200円で対前年比88・8%とダウン。
22日の京都競馬場の入場人員は3万1097人で同56・7%と大幅ダウン。
東京競馬場の入場人員は前年比70・1%の6万3841人にとどまった。
ただ、天皇賞・秋の売り上げは193億6967万7100円で、前年比100・2%と微増した。
とのこと。
やはり馬券の売上、観客数は減ってしまっていますね。
ファンの心理としてはレースを見るのは楽しいけど
現地で観戦するのは厳しく
馬券で勝負をするのは怖いといったところでしょうか。
ただでさえ難しい競馬ですが、不良馬場となると更に
馬券検討が難しくなりますよね。
では、騎手から見た不良馬場はどうなのでしょうか?
武豊騎手の自身のオフィシャルサイトで次のように語っております。
「菊花賞当日の京都の馬場も、ボク自身経験したことのない最悪のコンディションで、コーナーを回るときは正直怖いほどでした。普通の不良馬場のときには、必ず誰かがガラ空きのインコースに入って勝負に出るものですが、あのときはさすがに一人もいなかったですね。それほど深い水たまりで、馬も行きたがらないでしょうね。ホント、伝説の馬場でした。」
http://www.yutaka-take.com/diary_column/より
レースを見ている側からするとたまには不良馬場も楽しいと感じるかもしれませんが
騎手や馬にとっては正に災難といったところでしょうか。
天皇賞春のような高速レコード決着もあれば
天皇賞秋のように極悪不良馬場の力比べのようなレースもあるから
競馬は面白いのかもしれません。
天皇賞春と秋は両極端なレースになりましたが、
そのレースを連覇したキタサンブラックはやはり名馬ですね。
疲れを残すことなくJC、有馬記念でその雄姿を見せて欲しいと思います。
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